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前回の記事でトレースしたトマトを三原色で塗ってみたのでご紹介したいと思います。
前回の記事↓

色鉛筆画の下絵の作り方/写真のトレースをどうやってするか

三原色って?

三原色には色料と光の2種類があります。

色料の三原色はマゼンタ・シアン・イエロー
光の三原色はレッド・ブルー・グリーン
光の三原色について話すと長くなるので、今回は色料の三原色についてだけ書きたいと思います。

三原色とは、さまざまな色の元になる色です。

えんぴつちゃん
えんぴつちゃん
シアンとマゼンタを混ぜると青
マゼンタとイエローで赤
イエローとシアンで緑
マゼンタが多め、シアンが少なめだと紫も作れるね!
みーたん
みーたん

三原色を混ぜ合わせると黒になる、と言われていますが、真っ黒にはなりません。
茶色のような色ができます。

そのため、プリンターのインクは黒を足したCMYKの4色あるわけです。
C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー、K=ブラック

色鉛筆で描く場合も、黒を入れるとぐっと引き締まった絵になります。
が、今回このトマトは三色のみで塗っています。
その方が美味しそうな色に仕上がるかな~と思ったからです。

色鉛筆の三原色

メーカーによって色味も名前も異なる色鉛筆。
それっぽい色を選べばよいと思います。

三原色を赤、青、黄と勘違いしがちですが、マゼンタは赤より少々ピンクがかった色です。シアンも青より明るめの色です。イエローはその通り、黄色の認識でよいと思います。

私は今回ホルベインのアーチストの以下3色を使いました。

マゼンタ = マゼンタ 449
シアン = セルリアンブルー 335
イエロー = カナリーイエロー 147

林亮太先生や、弥永和千先生の本にも3原色で描く方法がのっていますが、お二人はカリスマカラーを使うので、カリスマカラーの以下3本が本で紹介されていました。

マゼンタ = マゼンタ 930
シアン = トゥルーブルー 903
イエロー = カナリーイエロー 916

ご自分がお持ちの色鉛筆で似た色を使われると良いと思います。
マゼンタの色味がなかなかないですが…

基本は力を抜いて薄く塗っていく

薄く塗ると始めのうちはなかなか本物らしい色味が出ずに、焦って強く描いてしまいがちですが、そこはぐっと我慢して、薄く薄くを何層にも塗り重ねて混色していきます。
のんびり焦らずが色鉛筆画のコツです!

ゆうみ
ゆうみ
私自身にいつも言い聞かせている言葉です。
すごくせっかちなので…

実をマゼンタとイエローで塗っていく

マゼンタで色の濃い部分、陰になっている部分を塗っていく。
薄く、ムラができないように。
ハイライト、色の薄い部分は白く残す。

イエローで全体を塗っていく。
ハイライトは塗り残す。
このあと、マゼンタ→イエローの塗り重ねを繰り返していくので、マゼンタの色がしっかりのるように、この段階でイエローはあまり強く塗り込まない。※強く塗り込むと上に重ねる色がのりずらくなります。

マゼンタ→イエローを繰り返し、よりトマトの赤に近づけていく。

ヘタをシアンとイエローで塗っていく

ヘタの陰と色の濃い部分にシアンを薄く塗る。

ヘタの全体にイエローを塗る。
ヘタは光沢がなく、ハイライトが強く出る部分がないので塗り残す部分は作らない。

シアン→イエローを繰り返してヘタの色に近づけていく。

影を3色で塗っていく

影の部分をシアンで塗る。
綿棒でくるくるこすって色をのばすと、綺麗にぼけて影らしくなる。

マゼンタ→綿棒でぼかす

イエロー→綿棒でぼかす


全体を整える

ここでのポイントは、色鉛筆の先をピン!と尖らせることです。
細く繊細な線で最後仕上げをすることで、緊張感が出てリアリティも増します。

ヘタの付け根、葉の先端、実と床が接する部分などを意識して描き込みました。

実の部分の陰と色の濃い部分に少しシアンを入れる。
ヘタの陰と色の濃い部分に少しマゼンタを入れる。

三色が混ざると茶色になるので、自然な陰影を足したい部分に上記のように色を重ねていくと、より自然な色味になります。

まとめ

三原色絵師として活動されている作家さんもいるほど、たった3色ですが幅広い表現が可能です。
また、今回のようにトマトの赤を塗るとき、赤色一色で塗るよりも、混色して色を表現した方がより本物らしく絵に深みが増すこともわかります。

混色の方法や色の成り立ちを理解する上で、三原色で描いてみる練習は意義があるのでぜひ挑戦してみて下さいね!

えんぴつちゃん
えんぴつちゃん
モチーフはサクランボ、リンゴなども描きやすいですよ!