ホーム>全ての記事>ユニカラー72色で絵を描いてみた

私は普段ポリクロモスをベースに他のメーカーの色鉛筆も織り交ぜながら描いています。

今回はユニカラー72色だけで描いた絵と、使ってみた感想をご紹介します。

ユニカラーの特徴

メーカーさんのサイトには以下のように特徴が説明されています。

クリアな色調

色の純粋性に優れた高級微粒子顔料を厳選し、透明度と彩度の高い色調に設計。微妙な中間色や淡いカラーもくっきりとクリアなユニカラーなら、デリケートな色彩表現が思いのままです。

均質な着色

高級微粒子顔料に三菱鉛筆独自の新開発特殊合成ワックスを配合。気になるブルーミングが発生しにくいだけでなく、さまざまなタイプの紙面にムラなくなじみ、美しく着色します。

ほどよい硬度

ユニカラーの色芯は耐磨耗性に富み、しかもアートワークに最適の硬度。製作中に芯カスで作品を汚すことが少なく、細い線も塗りも快適なタッチで描けます。

扱いやすい木軸

堅牢な色芯を包む木軸には、鉛筆材として最良とされているカリフォルニア産インセンス・シダーを使用しました。芯折れが起こりにくく、無駄なく簡単に削れます。

引用:三菱鉛筆株式会社公式ウェブサイト

私が持っているのは72色ですが、他に36色、100色のラインナップがあります。

他にもユニのシリーズにペリシアがあります。こちらはややお高め…(ユニカラーが1本120円に対してペリシアは300円!!)
その分やはり質も使い心地も良いようです。
でもこちらは36色のラインナップしかないみたいです。

ユニカラーで描いてみた

紙はKMKケント200
A4サイズ

芯が硬いので、先を細く尖らせて描くと髪の毛の一本一本まで精密に表現することができました。

肌に、薄い紫(521)・水色(532)・モスグリーン(547)をうっすら入れました。
メーカーの説明にもあった通り、とてもクリアで透明感のある肌色が作れました。

細かいハッチングを重ねて描いていきました。
塗り込むよりも、線を重ねていく(クロスハッチング)ように描くと綺麗な色が表現できました。
肌・洋服の部分↓

みーたん
みーたん
みーたんトウモロコシ食べてる~
去年の夏に撮った写真!いい顔してる~と思って!
ゆうみ
ゆうみ

ユニカラーを使ってみた感想

良いと思ったこと

  1. 安い!
  2. ケースから色鉛筆が取り出しやすい
  3. 色に透明感がある

1、安い!

以下、各メーカーの色鉛筆1本あたりの値段です。

カリスマカラー:230円
ファーバーカステルポリクロモス:300円
ホルベイン アーチストカラー:230円
ユニ カラードペンシル ぺリシア:300円
ユニカラー:120円

比べてわかる通り、プロ仕様の色鉛筆の中では断トツにお安いです。
そのため、色鉛筆教室などで使われることが多いようです。
オガワヒロシ先生の講座でもユニカラーを使っていました。

オガワヒロシ先生の「塗り絵から始める色鉛筆レッスン」体験談

2、ケースから色鉛筆が取り出しやすい

72色はケースを開くとこんな感じに色鉛筆が立ち上がります。
他のメーカーにはないケースの形状で、とても取り出しやすくなっています。
36色と100色のケースはまた違います。

36色

100色

3、色に透明感がある

私は人物画をよく描きます。
肌の色を作るのがなかなか難しくて苦戦する部分なのですが、今回の肌色は自分でもよく描けたと思っています。
それはこのユニカラーの特性であるクリアな色調のおかげです。
肌の透明感などを出すには最適な色鉛筆だと感じました。

いまいちだと思ったこと

  1. 重ね塗りがしにくい
  2. 色が薄い

1、重ね塗りがしにくい

今回ケント紙に描いたのですが、重ね塗りをしようとすると下に塗った色がツルツルとして上に塗る色をはじいてしまうような感じでした。

なのでハッチングで色を重ねていったのですが、紙も傷まずに思った色を出すことができました。

ケント紙ではなく、もう少し凹凸のある紙だったらもっと重ね塗りができたかもしれません。

2、色が薄い

以下は3つのメーカーの黒を同じ筆圧で塗ったものです。

わかる通り、ユニカラーは他の2つに比べて薄いです。

透明感やクリアな印象を求めるのであればユニカラーは向いていると思いますが、色の深みや重厚感を表現するのは少し難しいように感じました。

今回の絵も、近くで見ると細かなハッチングや微妙な色合いが表現できているな~と自分自身も満足していたのですが、壁にはって遠くから見てみると

「……。」
「うす!!!」

と思わず言ってしまうぐらいぼや~とした印象でした。。
(私の技術の問題もあると思いますが…)

なので陰影のはっきりしているところは部分的に他のメーカーの色鉛筆を使うなどするとメリハリが出やすいのではないかと思います。

まとめ

作家さんの技法書にはいろいろな色鉛筆が紹介されていますが、ユニカラーを取り上げている本は多いです。

歴史があり、研究も進んでいる三菱鉛筆のユニカラー。
海外メーカーが多い色鉛筆市場の中、数少ない日本を代表する色鉛筆メーカーです。
色鉛筆を本格的に始めてみたい!という方で色鉛筆選びに迷われている方は、値段や使用感などを総合的にみてユニカラーはとてもおすすめです。

えんぴつちゃん
えんぴつちゃん
画材店まで行かなくても、文房具店で取り扱っているところもありますよ~♪